1. 2025/10/23(木) 00:28:36
多くの離婚相談や男女トラブルを扱ってきた堀井亜生弁護士によれば、熟年離婚に至るきっかけは大きく3つ。
まず一つ目は「夫の収入の減少」。役職定年や再雇用によって給料が減ると、焦った夫が家計管理に口を出すようになり、けんかから離婚に発展するということだ。起業に失敗したり、妻に黙って会社を辞めた場合なども含まれる。
二つ目は「子ども」。不登校や引きこもりになった子どもに対し「学校に行け」「働け」と怒鳴る夫と、社会復帰を支えようとする妻との間で亀裂が生じてしまうようなケースだ。
そして三つ目が、「長年の別居」の果ての離婚。不仲や不貞などによる長期別居の末、夫の定年などをきっかけとして区切りをつけるために離婚するという選択である。これは、熟年離婚の特徴でもあるようだ。
多くの相談を受ける岡野さんはまず、別れることを思いとどまり、夫婦関係を改善する努力をするよう説得するという。やり直すために勧めているのは、「にこみの法則」の実践だ。
・「に」は逃げずに向き合うこと。
・「こ」はコミュニケーション。言い合いばかりでなく、感謝、気遣いの言葉をかける。
・「み」は見捨てないこと。
・「冷めた関係」を温め直すには、夫婦の歴史をひもとき、原点に返ることも効果がある。
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