1. 2025/10/15(水) 16:35:48
当初の評判が悪かったことで、来訪者はいい意味で予想が裏切られて、好意的な評価をし、ポジティブな口コミを生むようになったのではないかと思う。
実際に、開幕直後から「言われるほど悪くなかった」「行ってから批判すべき」といった来訪者の口コミはよく目にするようになっていた。
■“関西”だから「ミャクミャク」も万博も成功した
万博人気を支えたのが、マスコットキャラクターの「ミャクミャク」だ。このキャラクターは、発表された直後は「気持ち悪い」「恐い」などと言われ、すこぶる評判が悪かった。
筆者自身は、万博は正直失敗するだろうと思っていたが、ミャクミャクは人気が出そうだと思っていた。マスコットキャラクターが乱立している現在、これくらい特異性がないと、他のキャラクターの中に埋もれてしまうのではないかと考えていたからだ。
最初は評判の悪いキャラクターでも、時間が経つに従って慣れてきて、愛着が湧いてくることもある。筆者はミャクミャクはそうした狙いのもとに作られていると考えていたし、実際、人気キャラクターとして受け入れられた。
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開幕前は批判的な意見も多く、開幕前後を問わず、多くのトラブルも発生していた。それにもかかわらず、大阪・関西万博が最終的に成功を収めることができたのはなぜなのだろうか?…