1. 2025/07/29(火) 09:55:42
「くっついてくる子がいても、距離をとるようにしています。例えばひざに乗ってこないよう、ひざを机の下に入れるなど、座り方も工夫しています。手をつかんできたら、『そうだね』などと受け答えしながら、さりげなく手を外す。校内研修でそういったことも教わってきました。これは自分を守るため。子どもたちに距離感を教えていくことも大事だと思っています」(男性教員)(中略)
千葉県の公立小で5年生を担任する20代男性教員は、体育で適切な補助はするものの、「不安との葛藤」だと語ります。
「男性教員という立場上、補助の仕方によっては誤解を招く可能性があるのではないかと不安になり、神経を使うようになりました。
なるべく児童の正面ではなく横から補助したり、動作の意図が明確になるよう声かけしたりして、誤解を避ける工夫をしています。『技術を伸ばしてあげたい』という思いと、指導への不安との間で葛藤しながらやっています」
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世間を震撼させた小学校教員らグループによる児童盗撮・共有事件。このほかにも、教員による性暴力事件が全国で相次いで発覚しています。そのようななか、教育に情熱を注ぐ教員たちからは、「大多数は一生懸命がんばっているのにやりきれない」という声が上がります。子どもたちの成長を願う気持ちと、疑われたくないという防衛心。その間で揺れる男性教員たちの葛藤に迫りました。