1. 2025/07/23(水) 16:56:22
この日の取調べで男性は、刑事から強圧的な態度でこう告げられたという。
【男性が取り調べを記録したノートより】
犯人はあなたしかいない。ニュースにも出ているんじゃない?友達も会社もなくなると思うけどどうするの?正直に話さないと心証悪いぞ。
その4日後、男性は警察官から、「真犯人は別の人だと考えられる」と告げられたものの、結局釈放されたのは、裁判所が認めた勾留期間の最終日。「証拠もない」と告げられた日から9日も経っていた。
釈放される時、男性は刑事から高圧的な態度でこう告げられたという。
「これで疑いが晴れたわけじゃない。被害者に何かあったら分かっているんだろうな」
42日間に及んだ勾留で、男性には、釈放後もサイレンの音を聞くだけで気分が悪くなるなど精神的にダメージが残りました。犯人と決めつけた取り調べには、「今も納得がいかない」と話す。
結局、犯行に使われたアプリのアカウントが開設された日時と場所が判明。男性がこの時刻に違う場所にいたことが確認されたことから、犯行は不可能だったと証明されたのです。
2023年10月、真犯人の男が逮捕され、翌年有罪(懲役3年、執行猶予4年)が確定。
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「証拠もないのに決めつける捜査をやめてほしい」関西テレビの取材に対し、声を絞り出すように語った男性。2年前に大阪府警に誤って逮捕され、42日間勾留された。1人の善良な市民が犠牲になった誤認逮捕事件。