1. 2025/07/19(土) 20:00:24
夫は怒った顔をして、「あー、寝れん」「飲み会遅れて行こうかな」と不機嫌そうな受け答えをしたという。事前にあらかじめ相談し、了承を得ていたこともあり、被告人は驚いた。それまで、夫に介護の手伝いを断られたことはなかった。
被告人の心中に「心菜より飲み会が大事なのか」「ずっとうつ伏せの体勢がかわいそう」という感情が渦巻き、夫への驚きは怒りに変わった。被告人が夫に「1人でやる」と伝えると、「あー、いいと?」と夫は寝室に戻っていってしまった。被告人は1人で全身を使って、恐る恐る体位交換を行った。首も座っていない心菜さんにとっては、脱臼等の恐れもある行為だ。
怒りの感情は徐々に悲しみへと変わり、涙が止まらなくなった。自分の頑張りをないがしろにされたからではなく、「長女がかわいそう」という思いからだった。そのうちに気持ちが落ち込んで、これまで親族が心菜さんに向けてきた言動が頭に浮かぶようになったという。
「娘を産んですみません。存在隠したり、気を遣わせて…」母親(45)が無理心中の直前に義母へ宛てた「遺書」【医療的ケア児の娘(7)を殺害し、執行猶予付き懲役3年判決】|NEWSポストセブン
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福岡市の自宅にて今年1月、医療的ケアが必要な長女・心菜さん(当時7歳)の人工呼吸器を外し殺害したとして起訴された母親・福崎純子被告(45)。福岡地裁で今月18日に懲役3年、保護観察付き…
寝室にいる夫がリビングに入ってこないように、ドアノブとリビングのラックをビニール紐で縛り付けた。
そして、机の上の手帳に義母への手紙を書いた。
【〇〇(夫の名前)ちゃんの母へ
心菜を産んですみません。存在隠したり、気を遣わせてごめんなさい。
〇〇(夫の名前)ちゃんを幸せにできず、お義母さんが幸せオーラを引き出してあげてください。
私はメンタルが弱く、心菜へのヒドいこと、言わなくていいことが蓄積していきました。
こんな弱くてすみません。もっとタフに生きたかったです】
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福岡市の自宅にて今年1月、医療的ケアが必要な長女・心菜さん(当時7歳)の人工呼吸器を外し殺害したとして、殺人の疑いで起訴された母親・福崎純子被告(45)。