1. 2025/05/20(火) 13:22:33
2月に届いた市の通知には、4月から高学年の4年生になる長女の学童保育に「登録できませんでした」とあった。理由は「定員を超えて申し込みがあったため」。「待機」の意向を伝える一方、急いで長女用の合鍵を作り、スマホを購入した。
「知らない人が来たら怖い」「何時ごろ帰ってくるの」。自宅で留守番する長女は不安で仕事中に電話をかけてくる。職場に事情を説明し、残業を減らしてもらった。
4月下旬に空きが出たと連絡があり、5月に学童の利用を再開。優先枠は3月に届いた市の文書で知った。「振り回された」との思いは強い。「当事者の立場で緊急の対応策を取ってほしかった」と訴える。
定員オーバーの場合、利用は低学年を優先する。近年、一斉申込期日後に転入してきた低学年児童が利用できなかった例があり、市は23年度分から、申込期日後の1~3年の転入者を対象に、各学童保育の定員に応じて数人から40人程度の優先枠を確保する。
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仙台市内の共働き世帯などの小学生を預かる放課後児童クラブ(学童保育)で、低学年の転入者向け「優先枠」によって高学年が利用を断られるケースが増えている。