1. 2025/05/16(金) 00:37:58
BS番組は演者の趣味をテーマにした番組が少なくない。『アメトーーク!』などの番組で、伊達みきおがコロッケを、飯尾和樹が純喫茶を好きだと公言することで、“一本釣り”よろしく、BS各局がオファーをかけることが珍しくないそうだ。
「BS番組は地上波に比べると制作費も少ないです。そのため緩くならざるを得ない部分があるのですが、その雰囲気が趣味的な番組と相性が良いことも大きいと思います(中略)」
自分の好きなことができる――。この点が、BSにMCクラスの芸人が集まる呼び水になっていることは間違いない。私が、『有田哲平の休日はラーメン連食』の取材をした際、有田哲平はこんなことを語っていた。
「こういう番組って、今の僕の気持ちとなんか合っているところがあって。(中略)ボケもせず、リアクションもせず、ただ美味しいラーメンを食べるだけっていう(笑)」
歳を重ねてきたことで「ボケの呪縛から解放されたのかもしれない」
出典:statics.tver.jp
BSの視聴者層は50代以上が多いという。肩肘張らない趣味的な番組を受け入れる土壌があり、視聴者自身、人生を折り返した人たちだ。視聴者と演者の感覚が近いからこそ親和性が生まれ、さらには酸いも甘いも噛み分けたMCクラスの芸人がBSというフィールドで等身大の姿を見せる。
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