1. 2025/05/06(火) 16:30:38
2月初旬、県警岡崎署の遺失物保管庫の一角がネット通販の段ボール箱や紙袋で占められていた。中身はオーブントースターや紙パック飲料など、その数は50点以上。ほとんどは「玄関先に心当たりのない荷物が置かれていた」と、署や交番に届けられたという。
「置き配」は、ネット通販などの荷物を玄関先といった指定場所に置くことで配達が完了する。受取人が配達員と対面する必要や、配達側も受取人不在時に再配達する必要がないといったメリットがあり、コロナ禍以降、急速に拡大した。
しかし、受取人が配達時に商品を確認しないため、誤配送のリスクが生じる。通販大手によると、配達ドライバーの確認ミスだけでなく、転居したが通販サイトの登録住所を変更していなかったなど、注文者側の原因もあるという。
署の担当者は「引き取ってもらえるケースは1%もない。不用品を押しつけられているようなもの。事業者には責任を持って注文者に届けてほしい」と訴えている。
+42
-0
インターネット通販で購入した商品が誤った住所に配送され、警察に届けられるケースが愛知県内で急増している。