1. 2025/05/01(木) 11:22:23
いま、安すぎる店に入ることを恥ずかしいと感じる空気がある。「デートでは絶対に嫌」「せっかくの外食だから」という言葉とともに、チェーン店が排除されがちである。日高屋という名前を口に出した途端、「ああ、あそこね」とやや距離を取られることもあるだろう。しかし、これは間違った店の捉え方である。店全体を肯定する必要はない。むしろ、目的に応じて、良い部分だけを切り取って利用すれば良い。たとえば、深夜にラーメンとハイボール、あるいは2次会帰りにチャーシュー1皿だけつまむ。そうした「適当でちょうどいい食事」を許容できる場所が身近にあることは、忙しい現代人にとって明らかな強みである。(中略)
どこでも食べられるものではないが、どこにでもある。派手さはないが、味のブレがなく、胃にやさしい。無理して外食を楽しもうとしなくてもいい。気張る必要のない場所として、日高屋は非常に優れている。中華料理というと、油っこさや濃い味を連想するかもしれないが、野菜たっぷりタンメンのように、炒めたものではなく茹で野菜を提供している点は特に評価できる。実際、このメニューには成人一日分の半分近い野菜が使われており、ビタミンや食物繊維を補う目的にも適している。
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関東地方で展開する中華料理チェーン「日高屋」(運営元はハイデイ日高)。気軽に安く中華を楽しめる店として重宝している人は少なくないだろう。