1. 2025/04/22(火) 00:11:07
野田氏には忘れられない姉妹がいるという。野田氏は彼女らをあえて「クソ姉妹」と呼ぶ。
「5~6年前、役所から、ある姉妹を住まわせてくれという依頼が入りました。だいたい役所からくる話というのは、あちこちで問題を起こしてたらい回しにされてきた人が多く、彼女らもまたNPOが運営する簡易宿泊所を追い出された人たちでした」
当初、半月、ひと月遅れだった支払いは、だんだんと滞納がひどくなり、加えて電話にも出なくなった。
結局のところ強制執行による退去となるが、執行の前日、姉妹は夜逃げした。
「ワケの分からないアニメグッズとか漫画とか、部屋はゴミ屋敷ですよ。2トン車1杯分の処分費用も全部こちらの負担ですからね。しかもゴミの中には、かつて暮らしていた自治体から届いた生活保護の不正受給の返還請求の書類まであったんです」
その額、実に300万円。もはや貧困とは程遠い、支援に甘える「支援慣れ」の実態である。
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野田成人氏(58) 彼は、ホームレス支援として「大家(おおや)業」を始め、オウム被害者へ賠償金を払い続けている。