1. 2025/03/21(金) 12:25:59
「夫は40代後半ということは、就職氷河期世代。まったく違う業種へ転職を考えたのは、周囲の影響や前職での今後の昇給見込みなどから、将来に対する不安があったのかもしれません。夫がコミュニケーションが苦手なことを最も理解しているのは、妻である月菜さんでしょう。まずは、転職時にさかのぼって、夫の気持ちを聞いてみてください」
もしも、金銭面など将来への不安が根底にあるのであれば、「月菜さんが働いて、ある程度家にお金を入れれば、夫が抱えている不安が軽減する可能性もあります」と原嶋さんはいいます。
一方、転職は自分の力量を試してみたかったといった理由であれば、月菜さんが感じている不満や、夫の態度がどのような悪影響を家庭に及ぼしているのかをしっかりと伝えた方がいいようです。
「話し合いの前に、息子さんの気持ちを聞いておき、それを伝えるのもいいかもしれません」
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「40代後半の夫が、家族に何の相談もなく転職を決めてしまいました」 そのことに怒りを覚えているというのは、この春中学1年生になる息子を持つ神奈川県在住の佐藤月菜さん(仮名・39歳)。 夫との出会いは15年前。月菜さんが新卒で入ったソフトウェア開発の会社で、夫はSEとして働いていました。夫とは職場で出会い、結婚に至ったといいます。