1. 2025/03/03(月) 00:51:08
最近の賞レースの傾向で100点満点の場合90点前後が決勝ラウンドでの平均点となっているが、こんな風潮にも流されない。この日、粗品が採点した最高点は優勝したフースーヤの86点。空気に流されることなく自身の採点基準は揺らがない。また、必ずホメた。その上で思わず聞き入ってしまうほどの説得力で課題点を的確に指摘した。
トップバッターは「ぐろう」。母親に誕生石を送るというネタに85点をつけた。粗品はツッコミの問題点を感じ取り、キモになるボケに「高松君が顔を動かすだけで突っ込んだんですよ。しゃべらずに。だから高松くんは上手やと思います」と、まずは高く評価した。そのうえで「ツッコミにセンスを感じるフレーズとか言い草、もしくはボケのエンジンをブーストさせるようなセンスを感じさせてくれたら、もっと点が伸びた」と課題も上げた。
M-1グランプリが先鞭(せんべん)をつけた芸人が芸人を審査するシステム。ダウンタウンの松本人志がその代表的な存在だったが、感性に近い松本とは明らかに違う粗品の審査方法。新しいアイコンとして、今後の賞レースを引っ張る存在になる可能性が出てきた。
出典:pbs.twimg.com
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粗品 ytv漫才新人賞で衝撃の審査員デビュー まれに見る説得力と揺るぎない目線 出演芸人「すごっ」