1. 2015/11/25(水) 19:40:20
「別居している子供たちに面倒をかけたくないし、大学が火葬までしてくれると聞き、登録したいと思った。子供たちには葬式はしないで海に散骨してほしいと伝えている」。名古屋市で一人暮らしの女性(80)は、こう語った。
ただし、登録には家族の同意が必要で、解剖に抵抗を感じている息子が反対しているため、登録はできない。女性は「時間をかけて説得し、考えが変わるのを気長に待ちたい」という。
夫婦で献体に登録している同市の60歳代女性は、「夫が死んで一人になれば、面倒をみてくれる人もいない。火葬費用のことを考えた」と話す。
実習後、大学が遺体を火葬する。引き取り手がいなければ、大学の納骨堂に安置される。妻を亡くし、同市で一人暮らしの男性(68)は「子供に葬式や墓守で世話をかけたくないと思って登録した。自分は墓に入らず、置いてもらえるなら納骨堂でいい」と考えている。
出典:amd.c.yimg.jp
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「大学が火葬費負担」動機に 死後、自分の遺体を医・歯学部生の解剖学実習などに提供する献体で、希望者の動機に変化が生じている。元来、大病を患った人が恩返しにと登録したり、社会貢献活動に熱心な人たちが名乗り出たりしていた。しかし、最近では大学が火葬してくれることが注目され、費用面から希望する高齢者が目立っており、関係者は困惑している。(菊池宏一郎) 関係者困惑も