1. 2025/01/13(月) 20:00:56
鳥谷さんは18歳の時に特攻隊員に指名されました。出撃を待つ間、次々と特攻に向かう戦友たちを見送りました。
「戦友同士で『死にたくねえな、死にたくねえな』と言っていました。でも上の方に聞こえたらいかん。誰だって本音はそうですよ。」
「(シベリア抑留について)1年に5・6回ぐらい、マイナス62~63℃に下がる。それでも外で作業させられる。腹が減ってるもんだから草を食べる。毒草を食べて死んだ兵隊が本当に多かったです。毒草を食べたら泡を吹く。目は白黒、ひっくり返って。」
「特攻でも飛行の練習でもシベリアで生き残ったのも、運だろうと思います。運と言えば、ひきょうな言い方だけれども、考えてみたらそれしか言いようがない。戦争は恐ろしいですよ。誰だって死にたくはない。一生に一度のことだから死にたくはない。これくらい、ばかばかしいことはないですよね。」
出典:newsatcl-pctr.c.yimg.jp
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【戦後80年】「死にたくねえな」特攻とシベリア抑留 友を見送った2つの過酷な体験 98歳の男性の証言(2025年1月13日掲載)|FBS NEWS NNN