1. 2024/11/11(月) 11:25:15
建設業界における年齢階級別技能者数を見てみると、20代以下の若手労働者は11.7%しかいないなか、本来とうに定年を過ぎているはずの65歳以上の割合が25.7%と、どの年齢層よりも多くなっているのだ。
建設業の現場には、いわずもがな資材や重機、工具などといった「重量物」や「危険物」が多く存在している。そのため作業員には、体力だけでなく、危険が迫った時のとっさの判断力や反射神経が必要になることは想像に難くないだろう。
実際、厚生労働省が発表した令和5年資料(高年齢労働者の労働災害発生状況)によると、60歳以上の労働災害による事故発生件数はどのケースも20代と比べて高く、特に「墜落・転落」事故においてはその差が約3.6倍もあるとのこと。
ただでさえこれほど危険な現場に、感覚や体力の衰えた高齢者が増え続ければ、こうした死傷者数は増える可能性があるのだ。
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先日、香川県の建材会社の資材置き場で、作業員がコンクリートミキサーの下敷きになって死亡するという報道に目を疑った。 危険な機材や重機が多い中、筋力や体力を用いての労働を必要とされるブルーカラーの現場では、こうした事故による労働災害が頻発する。(一部抜粋)