1. 2024/10/21(月) 13:09:04
以前に、立命館大学の研究員・安田峰俊さんがツイッターにこんな投稿をしていた。
出典:i.imgur.com
行間、文脈を汲み取れない日本人は多い。しかしだからと言って、丁寧に説明された文章ならその文意を理解できるかと言えば、そんなことはない。むしろ多くの人はさらに混乱するのである。
● インパクトのあるワードにだけ 過剰反応する仕組み
その原因は、脳のワーキングメモリ不足だろう。文章の分量が増えると脳内の処理が追いつかなくなるのだ。読んでいるうちに文章中の因果関係を見失い、論理的な解釈ができなくなる。最後まで読み通したとしても、ただ読み通しただけだ。頭のなかにはなにも残らない。もしなにか残ったとすれば、それは誤解が残ったのである。
厄介なのは、そういう人にかぎってインパクトのあるワードに過剰反応することだ。「放射能」「死者数」と見ただけでヒステリーを起こす。あるいは「不倫」「金銭トラブル」と目にすれば色めき立つ。
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日本人の識字率はほぼ100%だ。 行間、文脈を汲み取る。皮肉、逆説、比喩表現を適切に解釈する。それが文章を理解するということだ。いわゆる読解力である。しかしいまの日本人の読解力はかなり怪しい。