1. 2024/10/09(水) 13:47:26
2003年に児童が滑落死する事故があったため、引率教員は、安全講習会に参加する必要があるほか、参加人数分のヘルメットなどの準備や引率ボランティアも確保しなければならない。教員の働き方改革も必要になる中、県教職員組合の能沢英樹執行委員長は「立山登山の意義は理解するが、教員にとって大きなプレッシャーだ」と憂える。
名古屋大学の内田良教授(教育社会学)の話「宿泊学習は教員にも子どもにも負荷が大きく、子どもの心身の不調が生じるリスクが高い。皆が楽しく参加できる学校行事を考えるべきだ」
立山のガイドを務める登山家の佐伯知彦さんの話「立山に登って一人前になるという文化を継承したい。企業や団体なども巻き込み、小学生が安全に登山できる体制作りが必要だ」
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3000メートル級の山が連なる北アルプス「立山連峰」の頂を目指し、地元・富山県の小学5~6年生が登る伝統行事「立山登山」を実施する学校が、コロナ禍で激減