1. 2024/08/24(土) 09:01:09
研究チームは、ニュージーランドの入院記録と調査データからアルコール関連の障害や早死によって失われた健康寿命の年数を推定した。研究によると、ニュージーランドでは2018年に、アルコールが原因で7万8277年分もの健康寿命が失われた。このうち90%以上が胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD)によるもので、6.3%が交通事故、3.4%が暴力によるものだった。
注目すべきは、実際にアルコールを飲んだ人よりも、飲んでいない人の健康寿命が1万8000年分多く失われた点だ。アルコールに関する研究の大半は主に飲酒した人への悪影響についてだが、前述の研究は、飲酒しない人であっても飲酒者から直接または間接的にアルコールの有害な影響を受けることを浮き彫りにしている。
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アルコールは、実際に飲酒する人よりも、飲んでいない人に大きな害を与える可能性があることが、学術誌『Addiction』に掲載されたニュージーランドの研究で示された。