1. 2024/07/22(月) 16:24:34
■蓮舫を巡る場外乱闘からの、異例のリポスト
出典:mag.minkabu.jp
異例だったのは、これを蓮舫氏がリポスト(自分のフォロワーへ見られるかたちで掲示)したことである。
つまり、蓮舫氏はデーブ・スペクター氏による発信を、「物言う女」をヒステリーと呼び必死で矮小化したい男であると感じて、リポストしたことになるのだ。
■物言う女であることと、今回の選挙の勝ち負けとに強い関係はない
また、「物言う女であること」は、今回の選挙には無関係だ。なにしろ、戦って敗れた相手が女性の小池百合子氏だからである。それも、当時の現職だった石原慎太郎氏から「あの人はうそつき」「厚化粧の女に(都政を)任せるわけにはいかない」と人格攻撃やルッキズムを浴びながらの勝利だった。しかも、当時の街頭演説で「『女は聞き分けがいい』『女は使い勝手がいい』などとは思わせない」と、物言う女を堂々とやっての勝利である。
少なくとも今回蓮舫氏が落選した理由は、同じ都民の私から見るとこのあたりに見られる。
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■批判へは弁護士をちらつかせ、言論弾圧を匂わせる動きも
まず、現職の小池百合子氏を支持した芳野会長を「現職に挑戦した私の敗因を、現職を支持した貴女が評論ですか」と批判し、さらに上沼恵美子さんの蓮舫氏に対する批判へも「私は笑えない」とやり返した。
さらには、同時期に自分の外見や性別ではなく行動を批判した新聞記者に対し「弁護士に相談」と、法的措置や勤め先へのプレッシャーをかけることで黙らせた……と思われかねない投稿をしている。
蓮舫氏は「私はね。黙らないよ。いま、最も自由に黙らない」と投稿しているが、やっていることは弾圧と戦っているというよりも、むしろ政治家の立場から、ジャーナリストや関係者を弾圧している側に見えてしまう。当然ながら、「自分は黙らないのに、自分を批判する人へは弁護士をちらつかせて黙らせるのか」と、蓮舫氏への批判が増えた。
もし黙らないのであれば、蓮舫氏には未来の政策について語っていただきたい。なぜならそれこそが、都民がもっとも聞きたい話だったからである。
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…蓮舫氏に対する批判は「モノ言う女性への批判だ」という論調まで見かけるようになった。エッセイストのトイアンナ氏がこの問題を斬る。「物言う女であることと、今回の選挙の勝ち負けとに強い関係はない」