1. 2024/07/20(土) 12:37:34
佳代さん(36歳、仮名)は30歳のとき、3つ年下の夫と結婚しました。
2人の子宝に恵まれ、お互いの両親とも円満で、都内に家も購入。長い休みには家族旅行も欠かさない、いわゆる「周囲がうらやむ幸せ家族」に見えました。しかし実際は、夫にバカにされ続ける毎日でした。
高学歴の夫は、専門学校卒の佳代さんを最初から見下していたようです。「佳代は本当にバカだな」「何でそんなことも知らないの?」「これ常識でしょ」という“上から目線”の言葉を、結婚前から言われていました。しかし、佳代さんは「彼は頭がいい。年下だけど頼りになる」と、逆に良い印象を持っていたのです。
結婚後、夫の高飛車態度はますますエスカレート。特に、子どもが生まれてからは、佳代さんの意見は全て却下。子育てに関して、一切意見を言えない状態でした。
モラハラ夫たちの共通点は、「パートナーの人格を否定している」という自覚が全くないことです。今どき、職場で言えば「パワハラだ」と訴えられるような威圧的なセリフを、日常的に家庭で口にします。全てにおいて否定され続けた佳代さんはいつしか、「自分は価値のない人間なんだ」と思うようになりました。
出典:otonanswer.jp
「あなた、腹は立たないの?」と問われ、「自分がバカだからしょうがないとのみ込んでいる」と告げると、友人は「それって、モラハラ洗脳じゃない? このままだと、うつ病になるよ」。佳代さんはその後、私の運営する恋人・夫婦仲相談所に来ました。
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子どもが家を離れると、夫婦2人きりの張り詰めた日々を送ることになるので、いざというときのために自立の準備をしておくこと。そして夫に、「バカ」「何も知らない」と否定されて傷ついていると伝えるよう告げました。佳代さんはそれを実行し、夫に「バカと言わないでほしい」と伝えましたが、夫は全く相手にせず、態度は変わらないそうです。
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外からは見えづらい、家庭内におけるパートナーからの「モラハラ」。夫婦仲の専門家は、もし離婚を考えるなら「気を付けないといけないことがある」と話します。その理由とは……。