1. 2024/07/16(火) 12:26:36
α世代の情報源は、友人との会話が第一、そして第二の情報源として出てくるのはYouTubeでした。インタビューで「ほしいと思った物があるとき、それについてどうやって調べるか」を聞くと、特に気になったおもちゃやゲームの詳細は、YouTubeの実況動画をみる、と答える人がほとんどでした。(中略)
「YouTubeを見てクリア方法まで確認した上で、ゲームを購入する小学4年生の男の子」
YouTubeで流れるコマーシャルや店のおもちゃコーナー、YouTubeのゲーム実況で新作のゲームを知りました。その後YouTubeのゲーム実況でクリアまでの全過程を視聴し、だいたいのクリア方法が分かった上で、このゲームが面白いことを十分に理解したため購入しました。ネタバレという意識ではなく、最後まで面白いことが分かっているため安心して楽しめるようです。インタビューしたときには、だいたい全部をクリアしていて、「期待していた通りに面白かった」と話していました。
YouTubeでクリアまでを確認することに「ネタバレ」という意識はなく、楽しむための“前準備”のような位置付けのようです。事前に確認することで楽しさが低下することはなく、「やっぱり最後まで楽しかった」と感じているようです。まるで事前にゲームをクリアしていく様子をシミュレーションして、ゲームを分析しながらプレーすることを楽しんでいるようです。
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2024年時点で14歳以下の「α世代」はどんな行動特性を持っているのか。インテージ生活者研究センターの小林春佳さんは「α世代の情報源はYouTubeが一般的になっている。お買い物に関するインタビューで『実際に購入したものは、どのように知ったか』を聞くと、YouTubeの実況動画を見た、と答える人がほとんどだった」という――。