1. 2024/06/18(火) 18:55:31
日本人男性の精子数を調査した研究報告もあります。
聖マリアンナ医科大学と国際医療福祉大学の共同研究グループは、日欧の国際共同研究を実施し、20~44歳の日本人男性324人(平均年齢32.5歳)の精子数を、ヨーロッパ4カ国(フィンランド、スコットランド、フランス、デンマーク)の男性の精子数と比較しました。
この研究では、年齢などの諸条件を各国でそろえ、さらに禁欲期間の長さの違いによる影響が出ないよう補正し、各国男性の精子数を統計的に比較解析しています。
その結果、日本人男性の精子数が最も少ないことがわかったのです。その数は、最も多かったフィンランド男性のおよそ3分の2でした。
(中略)
さらに2000年に入り減少率が加速化していることから、近い将来、男性の生殖能力に大きく影響することが危惧されています。
なぜ精子数は減少しているのでしょうか?
その原因は、睡眠不足や栄養状態などの生活習慣によるもの、ストレスなど心因的なもの、環境ホルモンなどの環境要因など、いくつか考えられていますが、はっきりしたことはわかっていません。
ヨーロッパでは、今や精子数の減少が深刻な社会問題となっており、日本も他人事ではありません。
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