1. 2024/05/28(火) 18:24:16
なぜ「超人気アニメ」のグッズは1年後に「投げ売り状態」になるのか? “大人向け作品”の量産が招くアニメ業界の危機 | デイリー新潮
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「鬼滅の刃」のおもちゃ79%OFF、「SPY×FAMILY」のぬいぐるみ67%OFF、「【推しの子】」のキャンディ半額……。これは、筆者が近場のディスカウントストアで目にした光景である…
いわゆる「推し活」がブームになり、空前のアニメブームが起こっているという。最近、コンビニでもアニメショップ並みにグッズが置かれるようになり、さぞや売れ筋だろうと思いきや、あるコンビニの店主は「アニメグッズは売れるものもあるけれど、売れないものの方が多い。作品のブームが過ぎ去るのが早い印象を受けます」と話す。
■2期が放送されるまでの間に飽きられる
SNSで話題になり、トレンド入りしていたアニメが、数ヶ月経つと話題にも上らなくなるケースは多い。いったいなぜ、こんなことが起きてしまうのか。そこにはアニメ業界の構造的な問題がある。現在、ほとんどのアニメは1クールあたり12~13話程度しか製作されない。放送中に人気に火が付くと、数ヶ月経ってから第2期の制作が発表されるパターンがほとんどだ。
しかし、2期の放送が始まるまでに1年前後のブランクがある。その間に、大半のファンは離れていってしまうのだ。そして、2期、3期とアニメが続くほど、人気は落ちていく。残酷な話であるが、2期で1期を上回る人気を獲得できたアニメは数えるほどしかないのが現実である。
出典:www.dailyshincho.com
人気があるうちはグッズが少ないため、ファンのニーズが高く、転売屋まで出現するアニメもある。ネットでは「転売屋許すまじ!」という論調で批判が巻き起こり、ファンからも「本当のファンが買えないのは問題です」との声が上がって、対応が不十分な企業側がバッシングにさらされることもある。
しかし、半年もすれば、嵐のようなブームが過ぎ去って転売屋すら見向きもしなくなる。この頃には、転売屋を叩いていた人々の関心は、既に他のアニメに移っている。すると、人気を見越して作りすぎた商品が余り、ディスカウントストアに流れてしまう……という構造なのだろう。
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