1. 2024/05/17(金) 12:29:02
「孤独な最期を迎えられる方は季節を問わずにいらっしゃるんですけど、気温の高い夏場はご遺体をそのままにしていると、やがて家の外にまで凄まじい腐敗臭が漂ってくるようになるので、孤独死の実態が明らかになりやすい。そんな事情もあって、近隣にお住まいの方が異変に気づき、私たちの元にご連絡をいただくケースが増えてくるんです」鈴木さんによると「繁忙期を迎える夏場には、孤独死に関連する清掃業務の依頼が全体の約40〜50%に及ぶこともある」そうだが……。
(中略)
「孤独死をされる方は、単身でお住まいになられていて、近隣の方との付き合いがあまりなかったり、年金や生活保護の受給者であったりするケース。何かしらのご病気や疾患を抱えられている方も多いように感じています。実際に現場を清掃していると、飲み残した向精神薬が出てくることも頻繁にあります……。単身世帯であれば、少なからず孤独死の可能性はあると思いますが、周囲との関係が希薄で、さらに心身の健康状態が芳しくない方は、より孤独な最期を迎えられるリスクが高いと感じています」
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65歳以上の割合が総人口の約3分の1を占める超高齢社会(2019年高齢社会白書より)に突入した現在の日本では、これまでにはなかった社会問題が浮き彫りになっている。そのひとつが高齢者の生活する住居のゴミ屋敷化問題だ。