1. 2024/05/01(水) 15:00:18
■一番売れている軽のホンダ「N-BOX」の価格が15年前のミニバンの価格とほぼ同じ
以上のようにクルマが値上げされる背景には、安全装備や運転支援機能の進化、快適装備や収納設備などの充実、ボディ剛性や衝突安全性能の向上、原材料費や輸送費用の高騰など、いろいろな理由が絡む。
本稿の冒頭では、2009年にはホンダ4代目ステップワゴンG・Lパッケージの価格が225万7000円だったと述べた。それが今では、軽自動車のホンダN-BOXカスタムターボコーデイネートスタイルが222万9700円だ。
つまり15年前のステップワゴンの価格は、今ではN-BOXの上級グレードと同程度だ。これではダウンサイジングが急速に進み、N-BOXが国内の最多販売車種になるのも当然だろう。
出典:otonano-shumatsu.com
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「ステップワゴン」も「ハリアー」も15年前より大幅に高くなっている 最近はクルマの価格が約15年前の1.2~1.4倍に高まった。 値上げの背景には複数の理由があり、まずは装備が充実した。特に安全装備と運転支援機能は急速に進歩した。…そこに収納設備の充実なども加わっている。 ボディ構造の変化もコストを高めた。15年ほど前に比べて衝突安全性能が向上しており、その一方で車両重量の増加を抑えるため、高張力鋼板(※)などの使用も増えている。独立式のサスペンションを車軸式に変えるなど、コストダウンを進めた機能もあるが、総じてコストアップが大きい。 このほか昨今では、原材料費や輸送費が高