1. 2024/04/19(金) 16:28:27
「昨年2月頃、共通の知人を通じて勇樹さんと知り合いました。勇樹さんは、広告やエンタメ事業を手掛ける会社の代表取締役で、彼から『毎年、韓国で行われている大規模な音楽フェスがあり、日本で開催する際の権利が取れそうなので、そのための費用として2億円を投資して欲しい』と相談を受けたんです」
投資にあたってA社が出した条件が、連帯保証人の用意。そこで名前が挙がったのが、勇樹氏の父である六平だった。
無事まとまったかと見えた出資話だったが、契約から2ヵ月後となる6月には配当金の支払いが滞(とどこお)り始める。
「勇樹氏に連絡すると『会場が変更となり、スポンサー集めもできない』との返答でした。いつまでも配当が払われないので、こちらで確認作業を始めました」
そこで明らかとなったのが、勇樹氏による出資金の横領疑惑だった。
「お金を渡したとされる関係先に問い合わせると『2億円の入金はない』との返答があった。そこで昨年末、改めて彼に説明を求めると『実は2億円は別の用途に使った』と白状。結局、送金記録も通帳もすべて偽造だったことが判明しました。本人曰(いわ)く、預かった2億円のうち、一部は韓国の関係先に現金で手渡したものの、残りの1億8000万円は借金返済や知人への貸し付けに使用したとのことですが、それ自体も真偽は不明です」
一連の疑惑に対し、六平は何を語るのか。事務所に問い合わせると、トラブルを認めたうえで本人が取材に答えた。
「俺は契約書を見たことがないし、署名捺印した覚えもない。あいつが勝手に保証人のサインをした。打ち合わせだって勇樹に『相手と話をして欲しい』と言われただけ。保証人になってるのを知ったのも去年の年末だよ。あいつとは親子の縁は切った。俺も公文書偽造でヤツを訴える。早く捕まって欲しいよ!」
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数々の作品で名脇役を務めてきた俳優の六平直政が、およそ2億円にのぼる巨額の金銭トラブルに巻き込まれている。「俺だってあいつに騙された!」と怒りの告白!その"あいつ"とは、六平の長男だった。 大河ドラマ『八重の桜』(NHK)や『トリック』(テレビ朝日系)など数々の作品で名脇役として活躍した六平の周辺で、いったい何が起こっているのか。 発端となったのは、関西に本社を構えるA社と勇樹氏による出資トラブルだった。A社の関係者が語る。