1. 2024/04/15(月) 00:22:08
長生きはいいことなのですが、老後資金に関してはリスクであり、備えるのは容易ではありません。「公的年金を大事にする」「元気な間は働く」「生活を見直して出費を抑える」などを試みるとよいでしょう。
インフレへの備えとしては、やはり公的年金を大事にすることが重要ですが、それに加えて、老後資金の一部をインフレに強い資産に振り向けることが大切です。老後資金を全額銀行預金で持っている人も多いようですが、銀行預金はインフレが来た時に目減りしてしまう(買えるものが減ってしまう)ので、リスク資産なのです。
株や外貨は値下がりリスクがありますが、預金もリスク資産なのであれば、いろいろなリスク資産を持っておくことで最悪の事態に陥る確率を下げることができるでしょう。しかも、株や外貨はインフレに強い資産なので、「インフレで預金が目減りして、同時に株も外貨も値下がりする」という可能性は相当低いと考えてよいでしょう。
短期的にはドルの値段は上がったり下がったりしますが、長期的には「日本と米国の物価水準が概ね等しくなるレベル」に決まりますから、ドルが値下がりしても慌てずに待っていればよいでしょう。
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経済評論家の塚崎公義氏が解説します。