1. 2024/04/09(火) 10:33:05
千葉県在住の会社員・クミさん(仮名、35歳)も、子供の小学校入学を機に働き方の変更を検討している一人だ。「入学前の学童の説明会で『お子さんが環境に慣れるまでは早めにお迎えに来てほしい』『長期休みの学童保育はお弁当を持たせて』『勤務時間と出勤日は毎月提出し、正確に教えてほしい』などと言われ、その時点でパンク寸前です……」(クミさん、以下同)
(中略)
会社までは片道40分かかり、残業も多いため、早めの迎えは難しいという。長期休み中の弁当作りができないわけではないが、その分早く起きなくてはいけないなど、クミさんの日常にとってハードルが高く感じられたそうだ。
「持参するお弁当をコンビニで調達してもいいか確認すると、『子供がかわいそうなのでイレギュラーな場合のみにしてほしいです』と言われました。早めのお迎えも難しいと伝えると、『ご両親やご近所の方に頼ることはできませんか?』と言われましたが、親も仕事をしていて頼ることはできないし、『ご近所さんに頼って』と簡単に言いますが、そんな気軽なものではありません」
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子供の小学校入学を機に仕事と育児の両立が難しくなる「小1の壁」に直面する家庭は多い。共働きなどで保護者が日中に不在の場合、小学校入学後は放課後児童クラブ(学童保育)を利用できるが、保育時間の制限や長期休み中の対応など、様々な面で保育園などの幼児保育とは異なる条件がある。出勤時間が学校の始業前の場合、預け先がなかったり、残業で迎え時間に間に合わなかったりして、子供の小学校入学後にフルタイム勤務を諦める人もいるという。