1. 2024/04/08(月) 14:05:38
● 大リーグにもある人種差別 イチロー、大谷翔平もターゲットに
最後に、同様の人種差別は野球界、米大リーグ(MLB)にもある。
シアトル・マリナーズ、ニューヨーク・ヤンキース、マイアミ・マーリンズでプレーしたあのイチローも、敵地での試合では、アジア人選手ということで物を投げつけられることもあったという。
二刀流で大活躍中のロサンゼルス・ドジャース、大谷翔平も例外ではない。折しも今、大谷の元通訳の水原一平氏の賭博問題がヒートアップしているが、振り返ること2021年、大谷は通訳が欠かせないことに対して、米スポーツ専門局ESPNの名物アナリストであるスティーブン・A・スミスは「野球界の顔とされる選手が通訳を必要とするような人物なんてね」と、英語に弱いアジア人を蔑視しているかのような発言をしている。
今般の元通訳の賭博問題を除いても、大谷に対する海外メディアの見方は、日本メディアのように称賛一辺倒ではないことは確かだ。
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私たちを大いに楽しませてくれるエンターテインメントやスポーツの世界では、いまだ人種差別が残っている面もある(敬称略)。(著述家/国際公共政策博士 山中俊之)