40年間無職女性の壮絶人生 引きこもりから九九学び直し34歳で高校卒業 家族と和解…初めての労働

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更新:2024/05/07(火) 20:58

1. 2024/04/07(日) 19:24:38

40年間無職女性の壮絶人生 引きこもりから九九学び直し34歳で高校卒業 家族と和解…初めての労働 | ENCOUNT encount.press

生まれてからこれまで40年間一度も働いたことがない無職女性が、作家デビューを果たした。いじめ、不登校、父親から暴力虐待を受け、母親からは「産まなきゃよかった」とさげすまれ……。長い引きこもり生活を送っていたが、精神病の治療を続けながら、徐々に家族との関係を修復。九九すらしっかり覚えていなかったが、一念発起して高校に入学し、34歳で卒業を果たした。自身の壮絶な人生をつづった著作でデビューし、古書店勤務で初めて働く「楽しさ」を知った。


姉と兄と両親の5人家族。難波さんの人生が早くも暗転してしまったのは小学校1年生の時だった。引っ越しで転校したが、恥ずかしがり屋な性格のため、登校初日の自己紹介でうまく話せず、号泣。クラスメートから悪口を言われるようになり、次第に教室に行くことができなくなった。

不登校を巡り、両親と対立。学校に行かせたい母親とバトルの日々を送った。不登校の子どもの対応に苦悩し、疲れ切った母から包丁を向けられ、「一緒に死のうか?」と言われたこともあった。10歳の時、父から激しく叱責された。「学校に行くと言え!」と何度も殴られた。痛みに耐えるのに必死だったという。両親はなんとかしようとフリースクールや塾に通わせたが、なかなか長続きしなかった。「学校に行っていないという罪悪感はずっとありました。昼間に私服で外に出ていると、『あの子、もしかして不登校?』と後ろ指をさされるようで、どんどん外に出られなくなっていきました」と振り返る。

心の不安定はずっと気になっていたが、20代半ばの頃、心療内科を受診することになった。「強迫性障害」との診断を受け、投薬治療が始まった。のちに「気分障害」の診断も受けており、現在も適切な治療を続けている。

30歳を過ぎて、大きな転機が訪れる。近所にショッピングモールがオープンすることを聞き、「バイトしてみようかな」とふいに思い立った。だが、現実を思い知らされる。初めて書いた履歴書。中卒、職歴なし。落ちてしまった。ここで、急にひらめいた。「あっ、学校に行ってみようかな」。こうして、定時制高校を受験し、晴れて31歳で高校生になった。

入学式で気付いたのは、「大人は自分だけ」ということだ。ロリータ風ファッションで登校したら、クラスメートの注目を集めた。「15、16歳の同級生たちは、母子家庭、父子家庭、フィリピンやタイのルーツを持つ子もいました」。初めての文化祭は思いのほか楽しかった。勉強も頑張り、苦手な算数に挑戦。九九から学び直した。商業系の学校だったためビジネスに関しても勉学を深めた。

無事に目標の高校を卒業したが、それでもバイトの応募は落ちてしまった。医師からは「今すぐは無理だね」と就労不可の判断がなされた。

困ってしまったが、自分の道をしっかり自分で見つけることになる。自発的に本を読みだしたのは14歳の時。その後、ホラー作家の平山夢明にハマり、もともと好きだった「文章」にもっと興味が沸いてきた。家でとっている新聞の募集記事で、新設の文学賞の存在を知り、応募してみた。テーマは自分の半生だ。「書かなきゃいけない」という使命感にも駆られ、丹念に執筆。見事入賞を果たし、今回、著書『気がつけば40年間無職だった。もしくは潔癖ひきこもり女子の極私的物語』(古書みつけ刊)で作家デビューを飾った。

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2. 2024/04/07(日) 19:25:10

ガル子、おめでとう

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3. 2024/04/07(日) 19:26:02

名誉ガル民の称号を授与しよう

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4. 2024/04/07(日) 19:26:07

人生もいろいろ
運命もいろいろ
他人もいろいろ

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5. 2024/04/07(日) 19:26:17

昔は学校行きたくないって言おうもんなら、問答無用に親に怒られたなぁ

今みたいに理由を聞いてくれる親が羨ましい

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