1. 2024/03/23(土) 22:15:35
西尾さんは子どもが学校などでジェンダー平等を学んでも、地域に戻るとギャップがあるとみる。「多くは悪意がなく、親切心が込められているのも分かる。伝え方が難しい」
子どもたちはいつ頃、どのようにして「女らしさ」「男らしさ」といった意識を持つようになるのか。幼少期のジェンダーに詳しい足利短期大学の林恵教授(53)によると、性別による固定観念(ジェンダーバイアス)がつくられるのは3歳前後と考えられている。性別の違いなどに気付き「男の子だからかっこいい」「女の子はかわいい」など社会的に期待される役割に沿った意見や行動が表れる。
例えば女児に対して「折り紙がきれいに折れたね、さすが女の子」などと褒めると、子どもに「『女の子らしく』できたから、褒められた」との印象を与えてしまう。「大人自身が意識せずに役割意識を刷り込んでしまうことが問題」と指摘する。子どもに接する前に「『これは決めつけにならないか』と、いったん心の中で考えるだけで変わってくる」と助言した。
+14
-78
「折り紙を上手に折れたね。さすが女の子」…ジェンダー教育しても地域に帰ると、悪意のない一言が刷り込みを… | 鹿児島のニュース | 南日本新聞 | 373news.com