1. 2024/03/21(木) 15:38:44
■社内結婚を再興せよ
そもそも恋愛は、小さな共同体のなかで成立したものでした。これなら相手の評判を簡単に確認できるので、だまされる心配をせずに安心してつき合えます。
最近は社内恋愛を禁止したり、女性社員に声をかけるだけでセクハラ扱いする会社が増えているようですが、私は逆に社内恋愛を奨励した方がいいのではないかと思います。
性的同意が成立しているのなら、社員同士の恋愛は自由。三角関係や不倫のトラブルは各自がプライベートで解決する問題で、仕事の評価にはいっさい関係ないと会社が宣言すれば、恋愛の自由市場の「無理ゲー」にうんざりしている優秀な若者たちが集まってくるのではないでしょうか。
■ モテない男が人工授精でハーレムをつくる悪夢
橘:性愛格差は世界的な問題で、アメリカには「インセル」という言葉があります。
「Involuntary celibate」の略で「非自発的な禁欲」を強いられている男性が自虐的に使いはじめたネットスラングですが、インセルを自称する男が、リア充の若い男女に向けて無差別に銃を乱射する事件が起きるなど、深刻な社会問題になっています。それに比べれば、日本はまだマシともいえます。
経済格差はBI(ベーシックインカム)などで解決できるかもしれませんが、かつてのように女性を半強制的に分配しないがぎり、性愛格差は原理的に解決不可能です。そうなると、あとはテクノロジーによって解決するしかないように思います。
出典:jbpress.ismcdn.jp
いまではゲノムの解析が簡単にできますから、重篤な疾患のある受精卵を取り除いたり、ゲノム編集で“治療”することも可能になるでしょう。魅力的な外見や高い知能をもつよう遺伝子編集した「デザイナーベイビー」の誕生を予想する研究者もいます。
さらなるディストピア的な未来は、億万長者の男が凍結されたスーパーモデルなどの卵子を買い集め、自分の精子と授精させて、人工子宮で数十人、あるいは数百人の「美女の娘」をつくることです。男の究極の願望はハーレムですから、これは確実に起こると予想します。
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…誰もが「自分らしく生きる」ことを目指す社会では、男と女が結び付き、子どもを産み育ててイエを守らなければならないという、一夫一妻制を支える社会的圧力はほとんどなくなってしまいました。