1. 2024/03/13(水) 13:39:48
■「母親の22%が6歳以上の間隔を開けて子供を出産している」
年の差が大きい子供たちは、きょうだい間の激しい競争や喧嘩をする可能性が低く、お互いの意見に耳を傾ける傾向があるようだ。年下のきょうだいは、2歳年上のきょうだいよりも、4歳年上のきょうだいのアドバイスを受け入れる可能性が高いという研究結果も存在する。
ただし、きょうだいの間に年の差があることは、良いことばかりというわけではない。
たとえば、最近の論文によれば、「3歳以上年の離れたきょうだいがいる子供は、より年齢が近いきょうだいがいる子供に比べて、友達とおやつを分け合う可能性が低い」という。
年が離れていると、子供たちは「より自尊心を高められる可能性があるが、それは同時に周りの人と分かち合う方法を学ぶ機会が少なくなることを意味する場合がある」と、きょうだいの関係を研究する社会学者ブライアン・パウエルは語っている。
彼の研究では、歳が離れているきょうだいにおいて、年長の子供がその恩恵を得られる可能性があるのは明らかになっているが、年下の兄弟にとってどの程度の利点があるかは定かではないという。
「子供にとっては有益かもしれないが、親の負担は必ずしも軽くなるとは限らない」と、同誌は綴っている。
たとえば、両方の子供をサッカーの練習に同時に送り届けるなど、育児の雑務を組み合わせることで得られる「時間の節約」は、子供の年が離れれば離れるほど難しくなるという。
お子さんが4歳以上の差がある方、大変なことや負担が軽く感じたことは何でしたか?
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きょうだいの年の差が開くと、各子供の幼児期や学童期に、親からより多くの注目とリソースが提供される傾向があり、特に、それらは年長の子供の学業上の利点につながる可能性があるという。 実際に、次に生まれる子供との年の差が大きいほど、年長の子供のテストの点数が向上することを示唆する研究結果もある。