1. 2024/03/11(月) 11:59:07
今やパックご飯と温泉卵、飲み物を購入するだけで500円近くかかる世の中。
「物価高が地味に効いてきたのでしょうね。年収300万円で生活スタイルは変わらないのに、カードの支払額が収入を上回るようになり、複数のカード会社から借り入れをするようになりました。収入が途絶えた時点で、貯蓄ゼロどころかマイナスです。結局自己破産して、家賃6万円の部屋も引き払いました」
現在は繁華街のカラオケ店や居酒屋で夜を越す。
「コロナが明けて、深夜営業の店が増えたのは不幸中の幸い。ウーバーイーツで小銭を稼ぐとき以外はこの繁華街から出ることはありません」
1年前から適応障害を患っていた大谷さん。自力で生活を立て直すのは難しい状態だ。
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元飲食店従業員の大谷忠さん(仮名・40歳)も、家を失った中年のひとり。失職時に生活保護の申請に行くも、生活困窮者自立支援の窓口に回され保護を受けられず繁華街難民になったという。 「職場はイベント会場を兼ねたバーだったのですが、酒代などの原価率が上がったことで昨年5月にバー営業は中止。僕は正社員でしたがバーテンダーとして雇われていたので、店に居づらくなり昨年10月に自主退職しました」