1. 2024/03/10(日) 13:29:56
これだけでも十分かもしれないが、私自身が海外の反応で最も衝撃を受けたのはParrot Analytics社が選ぶGlobal Demand Awardsの「Most In-Demand TV Series in the World 2023(2023年に世界で最も求められたテレビ番組)」として呪術廻戦が受賞した瞬間だった。
これは「アニメシリーズ」の受賞ではない。ドキュメンタリー、ドラマ、ホラー、アジアオリジナルなどサブカテゴリーそれぞれでの受賞はあるが、呪術廻戦は「世界のすべてのテレビ番組の中でのトップ」だった(昨年の受賞作は『Stranger Things』、一昨年は『進撃の巨人』だった。『イカゲーム』を抑えての受賞だった)。
しかもこれは、映像業界のなかで批評家やプロデューサー同士が選び合ったものではない。実際のファンデータの数値をたどり、ギネスレコードにも認定されるオンデマンドでアクセスされた実績の結果として年間を通して選ばれるのだ。
オールジャンルでノミネートされていた全5作品は他に『The Last of Us』(同作はドラマ部門で受賞、他に第75回プライムタイム・エミー賞も受賞)とスター・ウォーズ派生でDisney+のキラータイトル『The Mandalorian』、そして『ワンピース(アニメ)』と『進撃の巨人』である。
ただ本当にすごいのは、呪術と進撃の制作を手掛け、両作品をランクインさせているアニメ制作会社のMAPPAである、というべきかもしれない。
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日本のアニメは海外でどのように見られているのか。エンタメ社会学者の中山淳雄さんは「世界中のファンが日本のアニメを欲している。呪術廻戦や進撃の巨人といったヒット作の続編はもちろん、ゾンビモノや学園モノなどマイナーなジャンルの新作も人気だ」という――。