1. 2024/02/14(水) 21:13:53
離婚したとき、私のことを理解してくれる人もいれば、批判してくる人もいました。親戚ですら「ひろみちゃんに問題があったんじゃないの?」「いい奥さんじゃなかったんじゃないの?」という人もいて。離婚という「結果」は周りに知られますが、そこに至るまでの経緯はあまり話すものではないですし、それを知らずにいろいろ言われたのはツラかったですね。
── 当時は今以上に、シングルマザーに対する風当たりも強かったのではないでしょうか。
加納さん:個人的には〈シングルマザー=ダメな人〉というレッテルを貼られていたように思います。今は多様性が重視される社会になりつつあるので、シングルマザーも受け入れてもらいやすくなったと思いますが、その頃は「人として完璧ではない」という見られ方をしていたように感じます。
仕事だって今は転職するのが当たり前ですが、当時は「あいつは転々としていて落ち着かない」という見方をされていて。変化する人が評価されない時代だったのかなと思います。そのうちの一つとして、離婚という変化がマイナスに捉えられていたのではないでしょうか。
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世界中から着ぐるみの製作依頼を請け負う「KIGURUMI.BIZ」代表取締役の加納ひろみさんは、シングルマザーとして仕事と育児の両立に悩んだ時期がありました。… 会社の移転先近くでアパートを探したのですが、シングルマザーというだけでなかなか条件のよい部屋を紹介してもらえませんでした。ようやく新しい住まいを見つけて引っ越しの準備を進めたのですが、次は保育所や学童保育の空きが見つからなくて…。