1. 2024/02/13(火) 15:27:59
──その後、Aさんの息子さんはどうなったのですか?
父親との関係が改善することがないまま激しい反抗期を迎えたそうで、とても手を焼いたそうです。30代になった現在は、アルバイトで生計を立てながら一人住まいをしているそうですが、親子関係は冷え切ったままで、ほとんど実家には寄りつかないのだとか。Aさん夫妻は、小学生の頃に戻って親子関係を作り直したいという後悔に苛まれているそうです。
■中学受験に“成功”しても残る「教育虐待」の弊害
──いったん崩壊した親子関係は、子どもが大人になってもなかなか修復できないのですね。もし、中学受験に成功していたら結果は違っていたと思いますか? 良好な親子関係は築けたのでしょうか?
そうとも言えないでしょう。これは東京都出身で某県にある大学に通うCさんという男性の例ですが、彼は小学3年の頃から中学受験の塾に通わされていて、毎日長時間勉強した結果、D校という超有名進学校に合格しました。でもギリギリの滑り込み合格だったそうで、中学1年の最初の試験で学年ビリに近い成績を取ってしまいました。小学校では常に上位3位以内をキープしていた彼にとってはかなり屈辱的な経験で、精神的ショックは大きかったそうです。しかも、その結果に激怒した両親によって家庭教師を付けられ、受験勉強と同じくらい勉強漬けの生活を強いられたそうです。
出典:www.bookbang.jp
そうだと思います。結局、中学・高校の6年間の成績は底辺のままだったそうです。本人が言うには、鬱屈とした思春期を過ごしたせいで性格がゆがんでしまい、親子関係が悪化したのだとか。結局は両親から離れたい一心から、反対を押し切るかたちで地方の大学に進学したそうです。
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…──息子さんの方は、渋々中学受験に臨んでいたのでしょうか? おそらくそうでしょう。Aさん夫妻は、危機感も意欲もまったく見せない息子を毎日のように叱りつけて勉強させていたそうで、とうとう夫がその態度に怒って殴ってしまったそうです。だからといって息子のやる気スイッチが入ることはなく、それどころか父親への恐怖心から自室に閉じこもるようになったそうです。当然勉強にも身が入らず、模擬試験の度に順位が落ちていきました。その結果、滑り止めに受けた私立中学もすべて落ち、地元の公立中学に入学したそうです。