1. 2024/02/07(水) 23:52:21
「指名手配犯を捕まえてみたら手配写真とまったく違う、というケースばかりです。それにしても49年もの間偽名で暮らすことは容易なことではありませんが、実は地域に溶け込んでいるほうが長い逃亡には有利。逃亡犯は地域で孤立すると思われがちですが、桐島容疑者はなじみの店もいくつかあったといいます」
そこで挙げたのが、ホステス殺害容疑で約15年間の逃亡の末、時効直前の1997年に逮捕された福田和子元受刑者の名前だ。
「彼女は社交的で人付き合いも上手だった。なじみの店で自ら福田和子に似ていると話したり、油断したんですね。それで店主から疑惑の目が向いた」
出典:www.dailyshincho.com
「人は相手の話を聞くよりも自分の話を聞いてもらいたいから、聞き上手で周囲に好かれていたのでは。ただ長く一緒にいても実は相手のことをよく知らない、というケースは結構ありますね」
と、性格についても逃亡に向いていたのでは、と分析する。それにしても、身分証を持たない人間が長い間暮らすことは可能なのだろうか。
「他人の免許証などを使いその人になりすます、という手法が多いですが桐島容疑者は何も持たなかったとのこと。人手不足の現場ではろくに身分確認しないで雇ってしまうことは今でもあります。個人の工務店みたいな感じで約40年間も勤めていたなら、あらためて身元を確認される機会もなかったでしょう」
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連続企業爆破事件で指名手配されていた桐島聡容疑者とみられる男が、神奈川県鎌倉市の病院に入院し、自ら名乗り出た。身分証のない男がどうやって半世紀も逃げ続けたのか─。警察OBのひとりがこれまでの逃亡犯を例に、その日々を推測する。