1. 2024/02/06(火) 13:45:01
9年前の2月5日、息子の都史くん(当時11歳)が近くに住んでいた中村桜洲受刑者(31歳)に刃物で切りつけられ、命を奪われました。
有罪確定後、森田さんが起こした民事裁判でおよそ4400万円の賠償を命じる判決が2018年に出ましたがいまだに支払われていません。
悦雄さんには葬儀や弁護士費用などの経済的な負担がのしかかりました。
加害者による賠償金「踏み倒し」は少なくないものの、判決から10年間支払いがなければ、支払う義務がなくなってしまいます。阻止するには再び裁判を起こす必要があり、遺族にさらなる負担がかかります。
このような実態について、兵庫県の齋藤知事と意見交換をしたのは、27年前の神戸連続児童殺傷事件で、次男を殺害された土師守(はせ・まもる)さんらです。
斎藤知事は、葬儀や治療費などの負担を軽減する「見舞金」制度などを、2月の議会に提出すると説明。土師さんらは兵庫県の動きを評価した上で、被害者や家族が直面する「賠償金」などの課題についても訴えました。
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■紀の川・小5男児殺害事件から9年 ずっと踏み倒される賠償金