1. 2024/02/01(木) 12:17:14
【子宮内膜症】
本来、子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜が、子宮以外の場所(卵巣や腹膜など)で増殖・剥離を繰り返すのが子宮内膜症です。卵巣の中で子宮内膜が発生した場合、血液がたまって卵巣が腫れてきてしまいます(チョコレート嚢胞)。
【子宮筋腫】
子宮の筋肉の一部が変化してできる、コブ状の良性腫瘍です。
【子宮体がん】
2種類ある「子宮がん」のうち、妊娠・出産の経験がない人がかかりやすいのが子宮体がんです。生理周期とともに体内で分泌される女性ホルモンの一つ「エストロゲン」にさらされている期間が長いほど、発症リスクが高まります。自覚症状が現れにくく、不正出血が起こるなど、症状が進行しないと気付かないこともあります。
【PMS(月経前症候群)】
【乳がん】
子宮体がんと同様に、乳がんもエストロゲンの影響を受ける状態が長いほどリスクが上昇します。妊娠・出産経験がない人や回数が少ない人、また初潮が早かった人も注意が必要です。
子宮内膜症や子宮筋腫、子宮体がん、乳がんは、エストロゲンにさらされる期間が長くなっていることがリスク上昇の原因と先述しましたが、これには、女性が初潮を迎える年齢が昔より早くなっていたり、第1子妊娠・出産の平均年齢が30歳を超えていたりと、現代の女性が一生涯のうちに生理を迎える回数が増えたことが関係しているとされています。
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妊娠・出産経験が「ある」女性より、「ない」女性の方が高リスクな病気はいくつか存在します。