1. 2024/01/31(水) 19:39:25
就職情報会社「マイナビ」が、2022年度に就職活動した学生の親を対象に調査したところ、オヤカクを受けた人は48%に上った。18年度調査では18%だった。複数の内定を得て悩む学生の支持を取り付けようと、親に接触する企業は増えているという。
選考過程で2回オヤカクを行う人材サービス「ビースタイルホールディングス」(東京)では、コロナ禍以降、東京での一人暮らしを心配する親が増えたという。担当者は「若手社員が家計簿を学生に見せ、しっかり暮らせていると親に伝えたこともあった」と明かす。
◆オヤカク= 採用企業が学生の内定時などに「(入社について)親の確認を取る」こと。内定通知書を親にも出したり、親向けの内定同意書を作成したりする企業もある。
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新卒採用で学生優位の「売り手市場」が続く中、企業側が学生の内定辞退を防ごうと親の意向を確認する「オヤカク」が広がっている。辞退理由に親の反対を挙げる学生が絶えないためで、企業は親子参加の会社説明会を開くなどして、親の不安解消に努めている。