1. 2024/01/10(水) 11:02:13
「以前は高齢者対象の治験が少なく、弊社サイトで募集している案件も限られていました。現在も下の世代の方対象のものに比べるとまだ限られていますが、最近はシニア層の治験データが求められるようになり、さらにジェネリック薬や海外で認可されている薬のほか、高齢者を対象とした認知症薬などの治験も増えています。そうした状況を踏まえ、今後は年配者向けの治験がさらに増加していく可能性が高いと見られています」ちなみに謝礼金は案件によって大きく異なるが、若年層よりもシニア向け治験が割高で設定されていることが多いとか。
「例えば、入院型の治験だと1日あたりの報酬は、1泊3万円ほど手渡されることも。24時間ずっと時給が発生すると思っていただければイメージしやすいと思います。入院期間はまちまちで短いものだと3~4日ですが、過去一番は50泊で100万円超えでした。一般的な入院食と違ってしっかりした食事が与えられ、外出こそできませんが基本的に過ごし方は自由です。今はスマホやパソコンがあるので比較的時間は潰しやすいですし、同じ治験を受けている人同士で仲良くなるケースも多いです。ただ、入院型の治験は施設が関東と関西、九州、北海道にあるため、それ以外の地域にお住まいの方は少し不利かもしれません」
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以前から副業として若者から中年層に人気のあった治験。「負担軽減費」と呼ばれる謝礼金が高額であることが多いからだ。コロナ禍を経て、高齢者向けの案件は徐々に増えており、副収入を得たいシニアの間でも注目を集めている。すでに年金受給中の辻本清志さん(仮名・67歳)は、60歳の頃にとある治験募集サイトに登録。仕事を辞めた現在は、貴重な収入源のひとつになっているという。