1. 2024/01/05(金) 13:50:11
■ボーナスが微増なのは無能な先輩が元凶!?
~ケース① 通信大手のソフトバンク~
通信大手のソフトバンクに勤める櫻井学さん(仮名・35歳)の冬のボーナスは……
前年の77万円より微増の80万円。
(※あくまで個人の実例です。以下同)
「13年前の同期入社は7割が退職した。毎年700人ほど新入社員が入社していますが、能力が低いのに高給取りの上役を見て絶望しているようです……。実際、優秀な若手は次々に辞めていく。現在のボーナスの支給のあり方は、むしろ仕事への熱意を削いでいる。逆効果ですね」
出典:nikkan-spa.jp
~ケース② 3大メガバンクの三井住友銀行~
3大メガバンクの一角を占める三井住友銀行に勤める井上琢磨さん(仮名・37歳)は、財務企画部の調査役(課長クラス)。
年収は1100万円で、今冬のボーナスは昨冬の90万円から100万円の大台に乗ったが、表情はどこか憂鬱だ。
「業績が好況だったので各部門のボーナス予算額が増えました。最低でも1%はどの部署の人も上がっているはずです。僕の場合、額面は昨冬比で10%アップですが、調査役への昇格分を差し引くと実際のアップ幅は約3%……。税金もバカにならないし、物価高も厳しいので、ボーナスが増えた実感はありません」
出典:nikkan-spa.jp
~ケース③ ユニクロやGUのファーストリテイリング~
マーケティング部門に携わる古澤孝浩(仮名・38歳)さんも「賞与への還元がヤバい」と、160万円の高額ボーナスに嬉しい驚きを隠せない。
「前冬のボーナスが1割増しの90万円で、それでも御の字だと思っていたのですが、なんと今回は70万円もアップ!? ウチは会社の業績から計算する決算賞与と、個人の貢献度を基に決まる半期賞与の合算がボーナス額となる。2023年は目標値の3倍の実績を達成したこともあり、後者での評価がよかった。もらったのが転職を考えていた時期でもあったので、この額には『お前、覚悟を決めろよ!』という上の意思を感じました」
出典:nikkan-spa.jp
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上場企業の今冬のボーナスが80万円超と過去最高を記録する一方、帝国データバンクによれば、前年比でボーナスが増えた企業は24.1%にとどまった。コロナ明けで広がる賞与格差のリアルな実情を追った。