1. 2024/01/05(金) 13:24:02
ドーナツ市場は限定されたパイを奪い合う競争環境であり、コンビニ各社は競合するミスドのシェアを食って成長するしかなかったのだ。
つまり、意外にドーナツの市場規模が小さいことが分かる。おでんに代わる救世主と目されたドーナツだが、各社は「広がりがない市場」に参入してしまったのだ。
加えて、各社のフレーバーはミスドに似たものだった。当時の関係者の間では、商品そのものについて「ミスドの後追いか」という声も聞かれていた。風味で差別化を図れなかったといえる。結果として各社は、ドーナツはコンビ二で買うという習慣を顧客に定着させることができなかった。
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今から8~9年ほど前。コンビニ大手はこぞってレジ横にドーナツ売り場を設け、オリジナルのドーナツを売り出した。人気チェーン「ミスタードーナツ」からシェアを奪う可能性も指摘され、経済誌には「ドーナツ戦争」の文字が躍った。だが、今ではコンビニの店内から什...