1. 2024/01/03(水) 14:25:41
●法律相談に寄せられた声は
ある相談者は夫に「娘が寝てる横でゲームをしないで欲しい」「ゲーム内で女性と連絡先を交換して陰でやり取りをしないで欲しい」と伝えたところ「うざいから実家に帰れ」と言われたそうです。
別の相談者の夫は借金を抱えていますが、ゲームセンターに通い詰めて生活費を注ぎ込み、家ではスマホゲームに勤しんでいるようです。相談者は「借金返済のために働いて入院までした」と語り、離婚を検討しています。
この他にも「毎日ゲームばかりで家事や子育てを一切しないから離婚したい」という相談も複数、寄せられていました。
出典:storage.bengo4.com
では法的にはどう考えられるのでしょうか。鳥生尚美弁護士は「ゲーム依存という理由だけで裁判離婚が認められるのは難しい」と指摘します。
「長時間ゲームに費やして、家族との生活よりもゲームを優先するような状態を“ゲーム依存”とします。その場合、離婚原因としては『性格の不一致』と評価することができるかと思いますが、このような状況だけで裁判離婚を認められるのは難しいでしょう」(同)
しかし、例外もあるという。
「ギャンブル性が高いゲームにのめりこみ、生活費を使い込んだり借金をしたりするようになり経済的に破綻するケースや、ゲーム依存により家族に攻撃的になり、暴言・暴力に及んだような場合には、その程度や期間等具体的な事情によっては離婚が認められる可能性があるのではないかと思います」(同)
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【弁護士ドットコム】気軽にゲームを楽しめる時代となり、ゲーム依存症が問題視されるようになりました。大人でもゲーム依存症に陥る人は少なくなく、社会生活に悪影響が出ることもあります。その一つが、夫婦関係の悪化です。