1. 2023/12/17(日) 00:05:51
出典:times-abema.ismcdn.jp
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「私は埼玉県出身だが、周りの人はほとんどアイヌのことを知らない。観光で行ったことがある人が“北海道にいる原始人でしょ?”と言うぐらいだ。欧米系の外国人はわりとリスペクトされるけれども、それ以外の人たちに分類されるという、一般的な排外主義の一部に加わることが本州のほうでは多い。北海道ではやはりアイヌが知られているので、日本人ではない人々という見方をされ、もう少し直接的な差別が起こる。埼玉にいた時は『外見が違う』、北海道に行くと『アイヌ』と言われる違いがある」
「日本人という言葉は、“国籍”という意味合いと、日本語・日本文化を作ってきた人々という“民族”としての2つの意味がある。アイヌは日本国籍だけれども、アイデンティティとしてはやはり本州以南の人々とは違う。国内には複数の民族がいて、琉球を民族だと考える人もいれば、奄美と沖縄も違うとか、小笠原諸島の人々もハワイ系の人がいるとか、あるいは帰化した人々もいる。本当は多様な人々・民族が日本の中に暮らしているのだが、あまりに知られていないと感じる。また、アイヌ施策は2009年あたりから国単位で少し進展してきたが、それに対するバックラッシュ(揺り戻し)も出てきているのではないか」
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「ゴロツキ」「詐欺まがい」「純粋なアイヌ民族などいない」。11月、杉田水脈衆議院議員が自身のXにリンクした動画は、アイヌ協会や個人に対する中傷ともとれる言葉を使い、アイヌに関する利権の存在を訴えていた。