1. 2023/12/05(火) 10:33:58
ペットショップに並んでいるミックス犬たちは、ほぼ金もうけが目的の「繁殖屋」から来ています。母犬たちを大切にしているシリアスブリーダーとは違い、「繁殖屋」の母犬たちは過酷すぎる生活を強いられていることが多くあります。狭いケージの中に閉じ込めたまま、質の悪い最低限の食べ物と水だけを与えられ、もちろん散歩もなく、ケージの中は糞尿まみれ。ヒート(発情期)ごとに子供を産まされ取り上げられ、栄養不足で歯や骨はぼろぼろ。6歳位になり繁殖機能が衰えるまで、ずっとその日々が続くのです。「繁殖屋」から保護された親犬にも多々会いましたが、長く歩いた経験がないので歩けない、あるいは細長い場所で暮らしていたため前後にしか歩けない犬もいました。
ミックス犬は雑種だから強いという売り文句もあります。もちろん健康な犬たちもたくさんいますが、純血種の掛け合わせは両方の遺伝子疾患がダブルで出る可能性があるということを忘れてはいけません。性格も犬種特有の性格がミックスされるので読めない部分があり、ドッグトレーナーさんに駆け込む飼い主さんも多いようです。
ペットショップでの犬の売れ時は、生後2カ月半から3カ月半位。犬の15年くらいの生涯の中で、たった1カ月です。いろんな種類のたくさんの仔犬たちが、常に店頭に並んでは消えていく。このこと自体がおかしいと気づいてほしいのです。
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大谷翔平選手のMVP受賞シーンに登場した愛犬が注目を集めている。写真家で愛犬団体の理事の犬丸美絵さんは「コーイケルホンディエという犬種で、これからペット市場で人気になる可能性が高い。しかし、安易な犬種ブームがもたらしてきた負の側面も知ってほしい」という――。