1. 2023/11/27(月) 00:52:43
ふと思った。「選挙に当選し続けないと生活していけないのは異常だ」。政治活動に区切りを付け、「国の根幹」と信じる農業で生きていくと決意した。
(中略)朝は鶏舎で卵を集め、昼は農作業。薄給で3年半、歯を食いしばったが退職した。「これから農家として自立しても稼ぐのは無理だと思った。でも東京に戻る勇気もなかった」。妻は去り、長男と山梨に残った。
今はネット販売で米、野菜、自家製みそも扱う。注文は月100件ほど。顧客の大半は議員時代の支持者らだ。「政治家としてでなく、人間・小斉太郎を今も支援してくれている。ありがたい」。が、家計が苦しいのは変わらない。
長男は高校2年になった。「都会のような受験戦争とは無縁。友達や先生にも恵まれた。山梨で育ってよかった」。では、理想を求めた山梨で自らは幸せになれたか。「生きるのは甘くない。東京にいた方が良かったのかどうか、まだわからない」
出典:newsatcl-pctr.c.yimg.jp
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元東京都港区議の小斉太郎さん(53)