1. 2023/11/05(日) 23:55:28
セルフネグレクトを放置すると「多頭飼育崩壊」を招くことも。エリさんの父親が住む家で飼われた猫の数は170匹以上。餌や水は十分に与えられず、糞尿にまみれ、部屋には強烈な臭いが充満していた。元々は4匹だったが、同居していた母親が病気で入院し、状況が一変。治療代がかさみ、猫の不妊手術ができず、気づけば増えていたという。自身も3~5日に1食という状況で、エリさんに助けを求めた。
当時、コミュニケーションはLINEがほとんどで、会うのは月に1回ほど。「私が2歳の時に母が亡くなり、祖父母に育てられた。父とは同じ家の中だが、生活が別々になっていた。父とそこまで仲が良いわけではなかった」といい、猫の数については「用事がある時に玄関先で会うだけで終わってしまっていた。そこまで増えていると分かっていなかった」と明かす。
生活費や猫の餌代で、仕送り額は1000万円ほどに。「当時はお金があれば、猫も父も生活ができると思っていた」。改善を求めることはなかったのか。「なんとかお金を捻出するから、去勢・避妊はやってほしいというのはあった。しかし、数が増えてくると、自身で病院に1匹ずつ連れていくのは難しいという理由で、進んでいなかった」と答えた。
出典:times-abema.ismcdn.jp
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自身のケアなど、生活する上で必要なことをしなかったり、する力がなく、自分に関心が持てなくなる状態「セルフネグレクト(自己放任)」。