1. 2023/11/02(木) 00:37:16
加藤氏から「3.5兆円を見込んでいる」との答弁を聞いた蓮舫氏は、「安定財源として歳出改革を徹底。社会保障費の歳出改革ってなんですか?」と矢継ぎ早に問う。
岸田首相に答弁させようとする予算委員長を制し、蓮舫氏は続けて「加藤大臣ね、昨年(2022年)の社会保障費の自然増をいくら抑えましたか?」と問うたが、加藤氏は「社会保障費の自然増につきましては、所管が厚労省。厚労省のほうにご確認いただきたい」と、逃げるような答弁をした。
すると蓮舫氏は(略)去年の社会保障の自然増をいくら抑えたのか。それくらい(額を)おさえているんでしょ。いくらですか」とたたみかける。
加藤氏は「おおむね1500億円と承知している」とやっと答弁すると、蓮舫氏は、「1500億円、自然増を抑えたんですね。中身は何ですか?」とさらに質問を重ねた。
加藤氏は「繰り返しになりますが、詳細は所管(の厚労省)にご確認いただければ」と答弁したが、蓮舫氏は「あなたが少子化担当大臣として、社会保障費から歳出削減をして、安定財源をつくると言っている。去年の1500億円の中身は何だったんですか、と聞いているんです」とあきれたように指摘。
答弁できない加藤氏に代わって、武見敬三厚労相が答弁に立った。
出典:data.smart-flash.jp
《社会保障費の歳出改革で年3.5兆円の少子化対策財源を安定確保、と加藤大臣。昨年の社会保障費の自然増が「1500億円」抑制されたこと、その中身が「薬価引き下げ」「75歳以上の医療費窓口負担倍」「雇用調整助成金下げ」であることも知らない大臣に財源を任せられるのだろうか。》
多く上がったのは、蓮舫氏の質疑を称賛する声だ。
一方、蓮舫氏による「千本ノック」状態に、否定的な声も多く上がった。
10月26日、岸田首相は、児童手当の支給回数を年3回から年6回に増やす制度改正をすると表明。拡充された児童手当の初回支給は、2024年12月となる予定だ。
だが、財源となる3.5兆円に関する議論はいっこうに具体化しない。蓮舫氏ならずとも「不安」に思うのは当然なのだが……。
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10月31日の参院予算委員会で、… トップで質疑に立った蓮舫氏は、岸田文雄首相に「所得税減税」などを問うた後、「さらなる負担増が見込めるのが少子化対策です」と述べ、加藤氏を指名したうえで、「これ、年いくらいるんですか?」と質問した。